2000年前の日本って?~出雲編最終回
2000年前の日本に、いったい何があったのか。

そこには今と変わらぬ人が住み、
時には友好的に交わったり、
もしくは覇権をめぐって争ったりしていたのです。
人間、そうそうやることは変わりません。


つまり。

大国主命が国王(首長)だった国というのがあった。
また並列して、別系統で天から来たと名乗る
天孫族の国(後の大和朝廷とほぼイコール)が存在していた。

最初のうちは割りに友好的な交流もしていましたが、
天孫族系の国のほうが宣戦布告、そして大国主命は戦って敗れた。
そして、大国主命は、出雲の国に幽閉、もしくは殺されて葬られた。

強い力を持ったものは、非業の死を遂げたりすると
強力な怨霊になる、と考えた天孫族は、
彼を神として手厚く祀ることで、その祟りを封じようとした…。

そしてそれは後年「出雲大社(いずもおおやしろ)」とよばれるようになった。


こういうことだったんじゃないかと思います。


だから出雲大社は人工的なお社。
緊張感のあるお社なんだと思うのです。

創建当初から、このお社を守る宮司は、
天照大神の孫・天穂日命の子孫がつとめておられるそう。
現在ももちろんそうです。

もし本当に、その神様を慰め弔うのが目的なら、
その子孫を宮司にして守りにするでしょうね。
しかし、あくまでも天孫系の方が守っておられるということは…。

いまだに「見張って」いる、ということなのかもしれません。
強力な怨霊が、現世をひっくり返してしまわないように。



神話の世界の話なんて~、
と思う方も多いと思いますが、
いまだに神話的世界はいきずいています。

そのさいたるものは、そうです。「天皇」という存在です。
だからこの仮説もあながち妄想とも言いきれない。
むしろ神話的世界は現在も連綿とつながっているんです。


出雲大社、そしてそれよりもっと古いお社が多数存在する
出雲の国・島根はそれを改めて体感させてくれたのでした。

そしてさあ、次は沖縄です!
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by ichimorimube | 2007-07-12 13:06