突然ですが。ありがとうございました!!
おはようございます。
8月になってしまいましたね。

突然のお知らせで、恐縮ですが、
7月いっぱいで、本ブログ連載を終了することにしました。

本当はもっと続けていきたいのですが、
仕事があまりにも忙しいこともあり、
なかなか思うような更新も出来ないので、
ここで一区切りしたいと思います。

今まで読んでくださった皆様、
sin編集長はじめ編集部の皆様、
今までお付き合いいただきまして誠にありがとうございました。

またどこかでこのブログを再開できたらいいなあと思っています。

そのときにはぜひまたお付き合いのほどを。

それでは皆さんお元気で!!


イチモリムベ 拝
[PR]
# by ichimorimube | 2008-08-01 08:38
夏だけに、まことしやかな話
将門公といえば、もうひとつ有名なのは、
大手町にある首塚の話ですよね。

将門公は、結局朝廷に対する反逆罪ということで、
京都で処刑されました。
それは、とてもフェアとはいえない処刑だったようで、
将門公は「怨霊になった」と世間では思われたわけです。

怨霊と言うのは、本人がなりたくてなった、と言うよりも、
死後に、死者の気持ちを推し量ろうとした庶民や、
後ろめたいことを感じた人が作り出すものですね。

これは以前お話ししたことがありますが、
日本ならではの御霊信仰ってやつです。
菅原道真公、早良親王、なんていうのも、
誰かに貶められ、おそらく冤罪でもって
処刑されてしまった人たちですが、
彼らは強力な怨霊となって、朝廷を脅かし、
それを恐れた為政者によって、
神様として祀られることになりました。

さて、将門公もそんな御霊の一人ですね。

その強力さは現代も健在で、
その首塚は、いまだに手がつけられない聖域になっています。

大手町、と言うのは大蔵省のあるあたり、東京の一等地ですね。
関東大震災の後、首塚は崩壊してしまったので、
ほかの場所に移してしまい、ここに大蔵省を建てようとしたんですね。
ところが、事故は起こるは関係者が次々死んでしまうわで、
政府内にも動揺が広がり、工事を中断し、改めて供養塔を建てたんだそうです。

さらに、太平洋戦争後。
GHQがここを接収して、区画整理をしようとしましたが、
やはり事故が多発して、結局あきらめ保全することになった、とか。

まるで、エジプトのツタンカーメン王の呪いのような話ですが、
今も政府が手を出さない、と言うのはものすごい説得力ありますよね。
[PR]
# by ichimorimube | 2008-07-30 00:34
関東のヒーロー・平将門公
と言うことで、平将門公です。

たいらのまさかど。10世紀(平安時代中期)の武将。

その名の通り彼は平家の出身ですから、
もともと血統をたどれば父方は天皇家の出身です。

平安京を作った桓武天皇の孫、高望王(たかもちおう)が、
「平」姓を賜り、皇族から臣下に下りました。
この高望王は、上総の国の国司に任ぜられ、
関東に下り、そのまま土着しました。

平将門はこの高望王の孫にあたります。
そんなわけで、天皇から数えて将門公は5世の皇族ともいえます。

さて。

将門公がどうして
特別あつかいされるかというと、
彼が、「新皇」を自称したからです。

彼は、自分の領土をめぐって、
伯父や一族と骨肉の戦いを繰り広げ、
これに勝利します。
そして関東一帯を手中に収め、
自分は「新皇」であると宣言しました。

今聞くと、へえ~。ってくらいな話ですけど、
歴史上でもこんなことをやった人はほとんどいません。
#…というより、記録しなかったのかもしれない。
では、なぜ将門公だけは記録したのか、そこは気になりますが…。


ところで、こんな将門公が江戸っ子に愛されている理由ですが、
一番は、彼が江戸の総鎮守・神田明神に祀られているからでしょう。

神田明神は、主神はオオナムチノミコト(大国主の命)、
つまりもともと出雲系の神社でしたが、
14世紀に将門公の怨霊を沈める目的で合祀されました。
さらに江戸時代になってから、江戸に幕府を開くことを決めた
徳川家康公が、江戸の鬼門に当たる場所に神田明神を移しました。
#怨霊を持って守りとすることは、宮城を作る上ではよくやられる手法ですね。

そして、もともと武士の崇敬を集めていた神田明神は、
徳川幕府でもオフィシャルに崇敬されることになり、
その人気は決定的になったと言うわけですね。

また心情的なこともありますね。
関東の庶民は、
若く死んだ武に勝る人物を愛する風潮があります。
義に篤く、利に疎い、薄幸の貴人。
そういう設定が大好きなのです。

そんなわけで、平将門は関東のヒーローになったのでした。

(続く)
[PR]
# by ichimorimube | 2008-07-20 01:15