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今年一年は
皆さん、仕事は終わりましたか?

私は転職して間もないので、
余裕で28日で終わりました。
だもんで、9日間の連休ですよ!!
うれしい~!

今回は個人的な話していいですか?
はい。たまにはいいですよね。

今年はいろいろありました。

3月に11年勤めていた会社を辞め、
人生において始めて「何も所属しない」状態を7ヶ月間楽しみ、
11月から新しい職場に就職しました。

大げさな言い方かもしれませんが、
「3つの文化」を体験した一年だったですね。

そこでつくづく感じたんですけど、
私ったら環境文化に影響受けすぎ!

私というハードは変わらないんですけど、
環境によって相当変化する自分がいるんですよね。
我ながらぶれ過ぎだわ、と思いました。
根がお調子者だからかな。


まま、
そういう自分を知ることが出来たという意味でも、
思い切って前職やめた甲斐があったかもね(前向き)。

そんなわけで、今年は自分のことを知るための一年でした。
んでもって、
来年は、やったことのないことをやる一年にしたいと思っています。

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(会社の先輩に、ホンキ靴をもらったのであります。)

つまり、自然とお友達になろうと思います。
日本の文化にも、インドアな話題だけじゃない話題でお話していくつもり。
ある意味フィールドワークですよ。

というわけで、来年もどうぞよろしくお願いいたします。
それではよいお年を!
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by ichimorimube | 2007-12-29 22:32
幸せの話~江戸とエコ:その四
緑化といえば、江戸時代、
政府はかなり計画的に緑地を設けるなど行いました。
大火の後は、その経験を活かし、
火除けのために、緑地を設けましたし、
暴れん坊将軍こと、第八代将軍徳川吉宗は
市民のために公園をたくさん設けました。
公園は春夏秋冬を楽しむための行楽地でもあり、
火除けであり、ほこり除けでもありました。
現代的な見地で行けば、都市の気温安定にもなるし、
酸素の供給にもなりますね。


その四:下水道のいらないシステム

下水道がいらないとは!??
ってかんじですよね。

実は下水道ってほんとに大切な都市機能だけど、
当時は設置されていなかったのです。

これは日本だけではなく、ロンドンでもパリでも下水道はありませんでした。
ではどうしていたかというと、
ロンドンもパリも川にそのまま流してしまったり、
道に捨ててしまったりしていたんですね。

おかげで、当時のパリもロンドンもくさくてたまらないし、
不衛生ですから病気も蔓延してしまうという状況でした。
#当時、ベルサイユ宮殿のように夏の離宮が作られた大きな理由は、
この臭気だったといわれています。夏の間はいっそうひどい匂いなので、
別荘に逃げ込んで過ごしていたわけです。

そんな時、日本はどうだったかというと、
めっちゃ清潔だったそうです。

それは以前お話しましたように、人糞や人尿は大切な資源、
水に流すことはまく、肥だめに貯めておいて、それを商人が買い上げ、
郊外の農民が買い上げて肥料として使いました。
生ゴミもありません。生ゴミもすべて肥料に。
米のとぎ汁や顔を洗った水も貯めておいて肥料になりました。
魚市場で出た魚の骨ももちろん捨てません。これも肥料になります。

そんな風でしたから、くさるものも少なく、
当時100万人もの住人がいる世界最大の大都市だったのに、
臭気もなく、非常に衛生的な都市だったらしい。

この状況は江戸時代だけでなく、明治になっても続きました。

明治になって来日した欧米人の多くが、
江戸府内があまりに清潔であることに驚いたと日記に記しています。
「肥溜めから人糞を運ぶ壷はミルク壷のように清潔で美しかった」
だそうですよ(笑)。


このように振り返ってみていくと、
すごくはっきりしているのは、
江戸時代の人たちはものをとても大切にしていたということ。
最近「もったいない」をキーワードにして環境改善を行って
ノーベル賞を取ったアフリカの女性がいますけど、
「もったいない」という発想は、やはり素晴らしいですね。

戦後、「捨てる技術」のように、いらないものは捨てなさい、
という風潮で、食べ物も衣類もそのときの欲望を最優先に手に入れ、
消費する。消費できなければ捨てればいい、
そういうふうな考え方で来てしまっていますよね。

いらないものは捨てる、じゃなくて、「いらなくなる物は買わない」、
という知性が必要なんでしょうね。
今うっかりほしいと思ってるけど、本当に必要なものなの?
すぐいらなくなってしまうんじゃないの?
そしてその内容は買うのに値する内容なの?
と自分の中で検討し、考えられる力はまさに「知性」といえるでしょう。
そういう知性のある社会は、
人間もものも大切にする幸せな社会なんじゃないかなあと思います。
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by ichimorimube | 2007-12-23 14:25
幸せの話~江戸とエコ:その参
その壱:開発事業は限界をもってほどほどに。
その弐:ゴミはありません。

と、きました。

①開発は適正な分だけやる、間違ったと思ったらすぐ直す、
②資源を徹底して使い切り、無駄にしない。

ということですね。

こう文字にしてみると、凄くシンプル。
確かに、この二つって基本中の基本ですよね。
わかりやすい。

でもこんなにシンプルなことが出来ないのが
われわれの社会なんですね。ううむ。

さて、江戸時代には優れた点が多いので、
挙げきれないような気もしますが
いくつかあげてみると・・・

その参:緑化推進・緑地の設置
その四:下水道のいらないシステム

なんてのがあります。

その参の緑化ですが、
最近ではビルの屋上や学校の校庭に緑地を設けるよう奨励したり、
緑が生える特殊な素材のタイルが販売されたり、
都市の緑化についてはかなり意識的に行われてますよね。

これらが必要とされる理由は、ヒートアイランド現象の防止や、
酸素産生などがあると思いますが、
とにかく緑は人間にとって必要不可欠なもの。
緑を見ると気持ちが落ち着く、なんていうのは、
人間の本能に「植物がないところでは人間は生きていけない」、
ということがインプットされてるんじゃないかと思いますね。

(続く)
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by ichimorimube | 2007-12-16 17:59
幸せの話~江戸とエコ:その弐
エコといえば、「ごみ」の問題ですよね。

ごみをどのように処理するか。

エコなんてことを言わなくても、
都市を運営するに当たって最も重要なファクターですよね。


その弐:もともとゴミはないです。

江戸時代、ゴミはきれいごとじゃなく、重要な「商品」でした。
たとえば、紙。
紙は徹底的にリサイクルされました。

江戸時代の紙は、いわゆる和紙で、
パルプから作られる今の紙(洋紙)とは違います。

パルプは大きく育った木を切り倒して全体を使いますけど、
和紙の場合、楮(こうぞ)の一年生の枝のみを切って、
その皮を精製して繊維を取り出して作られます。
春から生えた新しい枝である一年生の枝しか切りませんからね。
次の年もまた次の年も新しい枝は生えてきます。
根こそぎ伐採してしまう現在の紙作りとは
考え方が根本から違いますね。

こんな風に作られた和紙は、繊維が長くて大変丈夫。
一度漉けば100年はもちますし、さらには
もう一度水に戻せば3、4回は漉きかえす事が出来るそうです。
ひゃ~、優れてますね!ホント!

そんなわけで、紙はゴミなんかじゃありませんでした。

当時なんと「紙屑拾い」という職業があったそうです。
市中の紙屑を拾って回ったり、お便所に専用の箱を置き
そこに使用済みの紙を入れてもらって
それを回収したそうですよ。徹底してます。

ほかにも、蝋燭が燃えた後のしずくを集める「蝋燭の流れ買い」、
かまどにたまった灰を集める「灰買い人」、
糞尿を肥料として集める「肥え取り」、
古い傘を回収してリサイクルする「古傘買い」、
川底の鉄類を集める「よなげ屋」……。


捨てるものナシ!

それにしてもよく出来てますね。

そうそう。ここで重要なのは、
回収する側がゴミを買うのだということですよ。
今、私たちはゴミを回収してもらうのにお金を払ってますね。
それとはまったく逆なのです。お金をもらえちゃうんですよ。
そうなると人間なんて現金なもんですから、
たぶん気合入れてキレイに分別しますよね。
コレは紙屑やさん、コレは鉄屑やさんに、ってね。

(続く)
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by ichimorimube | 2007-12-07 22:27