2007年 07月 10日
2000年前の日本って?5
因幡のしろ兎の昔話、皆さん覚えてますか?
うそをついたために鰐たちに丸裸にされて 砂浜に転がされているウサギを、大国主命が助けてあげる。 その恩を感じたウサギさんは、大国主の求婚を手助けしてあげます。 んで、ほかの求婚者(兄弟たち)を差し置いて大国主が きれいなお姫様と結婚することができました。 …という様なお話だったと思います(ちょっとうろ覚え)。 童話のような世界、と思うかもしれませんが こういう昔話は深読みしようと思えばいくらでも深読みすることができます。 #深読みをしてああだこおだ言うのが研究者のお仕事なわけですが それと同じようなことが、「大国主命の国譲り」神話にも言えます。 ●この神話のあらすじ 天から降りてきた天照大神の孫ニニギノミコト(皇祖)の使いが、 すでに葦原の中つ国(日本)を治めていた大国主命に 「この国は私たちが治めるべき国だ。譲りなさい」 と告げます。 大国主命はそれに対して、自分の大切な二人の息子たちが OKなら譲りましょうと言います。使者は二人の息子たちに確認します。 すったもんだした挙句。 結局オッケーと言うことになり、 大国主もそれならば、出雲の国に私が住む宮殿を作ってくれたら そこに納まって、邪魔しませんよ、と返答します。 大和朝廷は、約束どおりための宮殿を作りました。 それが現在も残る「出雲大社」だとのことです。 じゃんじゃん。 あれ? なんかこの話おかしくないですか? いきなり外から来た人たちが、 勝手に自分たちが治めるべき国だ、なんて宣言してますよ。 何を根拠にそんなこと言うのかしら。 神話だと思うからなんとなく、へえ~、 そんなもんかねえ、と受け流してしまいそうだけど、 絶対おかしい! たとえばこうおきかえたらどうでしょう。 一生懸命努力してなんとか軌道に乗りかけた店がある。 その店を大事に大事にさらに利益率の高い店舗にしていったら いきなりこわもてのにいさんたちが来て、 おい、この店、儲かりそうやなあ、こっちによこしてもらおか~。 と脅された…。そして結局腕力で主人を追い出して、居座ってしまった。 …ひどい、メチャクチャな話やんか。 さあ、そこに正史では語られない 内緒のお話が含められています。 もうおわかりですよね。 (続く)
by ichimorimube
| 2007-07-10 21:34
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